大学生の勘違い
随分勘違いをしていたと思います。
あたかも自分が賢くなったかのような。
まるで世間のことなど分かっていないのに。
受験勉強や大学の授業で習った知識だけを盲信して。
この方程式を理解できる人が世間に何人いるか?
街の人波を見て、想像してみて、アホな優越感に浸っていたこともありました。
今考えると、本当にお粗末で、恥ずかしい限りです。
道行く社会の方々になんて失礼なことをしていたのだろうと。
若い頃、勘違いしてしまうことは本当によくあることです。
お勉強が少しできる学生は特に。
あまりできない学生も同じくらい。
多分その比率としてはあまり変わりませんが、
なまじお勉強ができる学生はプライドがあるだけタチが悪い。
その自分の馬鹿さ加減に、いつ気付けるか?
その後の本当の賢さに辿り着くまでの分かれ道になることでしょう。
本当の賢さに辿り着けるかどうかも分からないのですから。
早い方がいい。
ある学生が、知識=暗記力と捉えているのであれば、
それはあまりに悲しいことです。
歴史を知ることは大変重要です。
でもそれは正解のあることに対して、解き方と答えを覚えているにすぎない。
(偏微分方程式は少し違いますが)
テレビなんかで偏差値の高い学校の学生さんを見かけたりしますが、
彼らはまだその悲しさから抜け出せていないように思われてなりません。
哀れとすら思えます。
一緒懸命に覚えた知識は、
今やインターネットにほとんど載っていて、
数秒で答えが分かるのですから。
僕も早く本当の賢さに気付きたい。