学生のすすめ【ブログ】

高校生・大学生の頃の僕へ

大学生の勘違い

随分勘違いをしていたと思います。


あたかも自分が賢くなったかのような。

まるで世間のことなど分かっていないのに。

受験勉強や大学の授業で習った知識だけを盲信して。


この方程式を理解できる人が世間に何人いるか?

街の人波を見て、想像してみて、アホな優越感に浸っていたこともありました。


今考えると、本当にお粗末で、恥ずかしい限りです。

道行く社会の方々になんて失礼なことをしていたのだろうと。



若い頃、勘違いしてしまうことは本当によくあることです。

お勉強が少しできる学生は特に。

あまりできない学生も同じくらい。

多分その比率としてはあまり変わりませんが、

なまじお勉強ができる学生はプライドがあるだけタチが悪い。


その自分の馬鹿さ加減に、いつ気付けるか?

その後の本当の賢さに辿り着くまでの分かれ道になることでしょう。

本当の賢さに辿り着けるかどうかも分からないのですから。

早い方がいい。


ある学生が、知識=暗記力と捉えているのであれば、

それはあまりに悲しいことです。


歴史を知ることは大変重要です。

積分偏微分方程式を解けるのも素晴らしい。


でもそれは正解のあることに対して、解き方と答えを覚えているにすぎない。

(偏微分方程式は少し違いますが)


テレビなんかで偏差値の高い学校の学生さんを見かけたりしますが、

彼らはまだその悲しさから抜け出せていないように思われてなりません。


哀れとすら思えます。


一緒懸命に覚えた知識は、

今やインターネットにほとんど載っていて、

数秒で答えが分かるのですから。


僕も早く本当の賢さに気付きたい。


数学:場合分け

高校数学Ⅰ,Ⅱで出てくる関数の場合分けの問題がありますね。

あれは非常に良い問題だと思います。

物事を層別して考える、ということの訓練になっていると思うのです。


いろんな要素が複雑に絡み合って、そこからある道筋や解を導き出さねばならないとき、

或いは、なんらかの決断や判断をしなければならないとき、

この数学の場合分けのように考えることがしばしばあります。


もちろん現実の問題は、変数がxだけなんてことはないのですが、

ある切り口、例えば、

x>0の場合、・・・

x≦0の場合、・・・

といったようなパターン別に問題を整理することは、非常に多くの場面であります。


この場合分けがうまくできる人、

もう少し言えば、感度の良い切り口を見つけられる人は、

本当の頭の良さを持っているのだと思います。


物事を上手に、シンプルに、的確に整理することができれば、

正しい選択をする可能性が高くなるからです。



数学は、別に普段の買い物のお釣りの計算や、

難しい理論・研究のために学んでいるというだけではありません。

将来、壁にぶつかったとき、困難に迫られたときに、

どうやってそれを乗り越えるか、

考える力を養っているのではないかとも思うのです。


昔の僕に言ってあげたい。

意味なくはないよと。

大学生活_やり残しと後悔

大学生活では、たくさんやり残したことがあります。


僕は工学部の学生で、学部4年、大学院2年の計6年間、大学に通いました。

6年間というとそれなりに長い時間です。

その間、勉学・サークル・バイト・旅行・恋愛・その他諸々、

いわゆるごく普通の学生生活を送っていたと思います。


それでも各事柄、各断面での後悔は語るに足りません。


それぞれについては、また今度綴るとして、

総じて言えることは、

もっと有り余る時間を有意義に過ごせばよかった、

ということです。


講義や研究室をサボって遊んでいたことや、

友達とくだらないことをしていたことや、

ゲームや麻雀で幾度となく徹夜したことや、

旅行先でボーっとしていたことや、

ひたすら寝続けたことなど、

全てが無駄だったわけではなく、いい思い出もたくさんありますが、

もっともっと色んな挑戦や経験ができたはずだと今になって思うのです。


なにも、すごいことをやっておけばよかった、というわけではありません。

小さなことでも、なにかしら、少し自分なりに頑張ってみるということです。


例えば、

規則正しい生活をするでも、家計簿をつけるでも、

必ず講義で一番前に座るでも、トップ成績をとるでも、

なんでもいいと思います。


でも、自分が頑張らなきゃいけないこと、面倒なこと、

決して100%楽しくて楽だとは言えないこと、

そういう類でなくてはなりません。


社会に出ると、色んな困難に直面します。

自分がやりたいことだけやっていけるわけではありません。

苦しいこと、嫌なことも我慢してやらなければならないこともあります。


そうしたとき、遊ぶことに慣れすぎた体と頭では、

すぐにそういった状況で頑張れないのです。

受験勉強の頑張りや、部活の頑張りとは違います。

平時にいかに頑張れるか、そこが大事なのです。


大学生に戻れるなら…

本当に強く思うことです。

志望校と志望学部

志望校選びは難しいものです。


大学に入った後、どんな勉強をしたいか具体的なイメージを持っているかどうか。

その学校が得意とする領域、力を持つ分野を、

どれだけの受験生が知っているのでしょうか?

おそらく殆どの高校生は、もちろん僕もそうでしたが、

大学で何を学ぶか、よりも、

大学に入学することが重要になっているかと思います。


もう一つ。

上記に通ずることですが、

何学部を志望するかということも大変重要です。

将来、何をしたいのか?

それを考えていれば、別に理系学生が法学部に入っても構わないのです。

法学部といっても司法試験を目指すばかりでなく、

企業の法務部への就職といった道も当然ありますので。

また、少し話が逸れますが、

法学はかなり理系的な要素が強い分野だと思います。

論理の組み立てなので。



とにかく、しっかり自分の将来のことまでいかに考えられるか、

分からないのであれば、どれだけ選択肢を幅広く構えられるか、

そういった頭の使い方が、この先必要になってきます。

暗記型と言われる受験勉強の優秀さは、

社会に出てからはほぼ無意味なのです。


自分で自分のことをちゃんと頭を使って考えられるか、

そういう力を勉強を通じて身につけることが本当に大切なことなのです。

センター試験必勝法

もうそろそろセンター試験でしょうか。


センター試験も僕が受けた頃とは変わってるのかもしれませんね。

僕が受けたのは、

英語200点、数学ⅠA100点、数学ⅡB100点、国語200点、物理100点、化学100点、世界史100点

で、

物理と化学のうち、点数の良かった方が採用されるトータル800点満点。


成績は、確か675点くらいだったと思います。

大京大に行くには720点が目安だったので、

それには遠く及ばず…でした。


そんな僕が経験したセンター試験必勝法は……




ありません。



あれは実力が出るものです。

模試の結果と大して変わらない。

自分の実力は自分が一番よく分かっているはずです。


結局当時の僕もその程度だったということです。


敢えて言うなら、

最後まで死ぬ気で頑張れ!

ってことくらいです。



新年あけまして

おめでとうございます。


また新しい年が始まりましたね。

もう2018年って。びびる。

ミレニアムとか21世紀とか騒いでいた僕の学生の頃とは、

本当に時代が変わったものです。

年かな…。


さて、そんな現代の新年、

何か新しいことでも始めてみようかと思いつつ、

昔のことも忘れちゃいけないとも考えて。

温故知新。


今になって思えば、

やっておけばよかったこと、

知っておけばよかったこと、

数えても数えきれない。


そんな諸々を、

できることなら学生の頃の僕へ、

そして未来の僕へ書き伝えておこうと。



まずは、月並みですが。

もっと勉強しておけばよかった。


ある程度はしていたつもりですが、

勉強の面白さや、勉強することの意味・意義、

何のために勉強するのか、何に役立つのか、

なかなか学生当時は分からないものですから仕方ないのだけれど。


だからこそ、高校生・大学生の僕に言いたい。

まだまだだよと。


そしてこれは明日の僕への言葉ともしておきます。


いつまでたっても、人生は勉強!